【徳島】いろんな意味で聖地巡礼!感動の溢れる大塚国際美術館

こんにちは!
旅行ライターのトラベル太です 。


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豪快な「うず潮」で有名な鳴門海峡。
その名所がある徳島県鳴門市に、
超絶コスパの高い施設があるのをご存知でしょうか?

誰もが知る名画をたくさん鑑賞するためには、
パリやロンドンやミラノなどヨーロッパ中、
いえ、世界中の一流美術館を回る必要がありますよね。
そうなると、なかなかの高収入になるか、
それ関係の仕事に就かないと難しいんじゃないでしょうか。

もしくは、何万円(何十万円)かする
画集を購入するとか。
 

しかし、そのようなことをしなくても、
それと同様の体験が国内の1ヶ所だけで済み、
お値段も数千円だけというリーズナブルさ!!

そんな夢のような美術館が、
「大塚国際美術館」なんです!!

By Kzaral – https://www.flickr.com/photos/kzaral/17489638671/, CC 表示 2.0, Link


こちらはローマのバチカンにある、
ミケランジェロの壮大な天井画『最後の審判』で知られる
「システィーナ礼拝堂」

・・・を、
実物大で完全再現した「システィーナホール」です。

そう、ここ大塚国際美術館では、
展示しているのは全てタイル(陶板)でできたレプリカ。

世界中に散らばる西洋名画を、
色彩も含めて完璧に複写した作品を一堂に集めた
特殊な美術館なんです。


しかし、これを「質感が違う」だとか
「所詮コピー」だと思って侮るなかれ!

色の再現度が完璧であり、原寸大であることによって、
リアリティが来場者からも専門家からも高評価なんですよ。

もちろん『モナリザ』もあります。

ちなみに、ご存知ですか?『モナリザ』の大きさを?

もったいぶらずに答えを書きますが、
縦77センチ・横53センチの意外とコンパクトサイズ。

しかも価格もつけられないような世界の至宝ですから、
実物が展示してあるパリのルーブル美術館まで足を運んでも、
厳重に管理されていてそれほど近づけはしません。

つまり、まじまじと至近距離で鑑賞することは叶わないし、
ましてや手を触れるなんてもってのほか!

ところが、ここ大塚国際美術館では、
なんと作品にタッチ(やさしめにお願いします)さえも可能!
その上、写真撮影することまで許可されています。

※撮影には少しの条件があります。
 (作品と人物を一緒に写り込ませてはいけない、など。)
 詳細は現地や公式HPにてご確認ください。



しかも、タイルに複写したレプリカであることのメリットは、
まだ付きません。

たとえば「印象派」の巨匠・モネは、
自然の光で見たままのイメージの再現にこだわった画家ですから、
世界に知られる『睡蓮』シリーズを、
本当は太陽光の下で見てもらいたいと願っていました。

でも、キャンバスに書かれた油絵を、
外に放置するわけにはいきませんよね?
(もし実行するなら晴れたときを見計らい時間限定で
 持ち運びをする方法がありますが、大変ですね。)

その作者の願いを、耐久性抜群のタイル製のレプリカは、
実現したのです!



また、火災により実物は失われた
ゴッホの『ひまわり』は、
写真から再現することで復活を果たしています。

その他、美術に疎い人でも耳にしたことが
誰もが知る超有名作品が勢揃い。

その数、1000点以上にものぼります!

世界最高峰の作品たちを、もし本物でそれだけ数を揃えるのは、
さすがに非現実的でしょう。


「レプリカだからこそ」の魅力や功績が、
この大塚国際美術館に詰まっているんですね。

  

こちらは、『落穂拾い』で有名なミレー


作品展示数の多さも特徴ですので、
当然、それを納めている建物も大規模になります。

鳴門海峡に突き出した岬の丘を掘って、
地下3階から地上2階までの広大な最先端建築物の中、
展示作品を見るための鑑賞ルートが4キロメートルも!

相当素早く歩かないと、半日ではとても見切れませんよ。
いっそ、ゆっくり巡るために、
鳴門海峡でうず潮を見る観光も計画に入れて
2、3日間のスケジュールにするのもいいですね。
 


きになる入館料は、3000円(税抜き)。
(※インターネットなどで前売り券なら割引価格で買えます)


美術館としては日本でトップクラスに価格が高いですが、

その圧倒的な規模と、
感動を生む十分なクオリティ、
作品自体の知名度の高さもあいまって、

トリップアドバイザーの
「行ってよかった美術館&博物館ランキング2011」
で1位を獲得しています。


大鳴門橋


アクセスについては、
公共交通機関があまり便利ではありませんので、
レンタカーが自由度が高いです。
でも、周辺の主要都市(徳島市や神戸市、大阪市など)から
美術館に直で通じるバスツアーも充実していますので、
チェックしてみましょう。
 
 

ところで、2018年末のNHK紅白歌合戦で、
徳島県出身のシンガーソングライター
米津玄師さんがここのシスティーナホールで
大ヒット曲『Lemon』を熱唱したことが
記憶に新しい人も多いでしょう。

ほとんどテレビ出演をしない米津さんが、
曲の製作中に亡くなった祖父の出身地ということで
地元の名所で生歌を披露することを承諾。

その経緯と本番のパフォーマンスにより
さらに人が集まる場所となりました。



そしてそもそも、この大塚国際美術館は、
設立時のエピソードからしてドラマチックなんです。

CC 表示-継承 3.0, Link

これは大塚国際美術館の航空写真ですが、
場所は、まさに渦潮が見られる鳴門海峡のところ、
国立公園の一部である、鳴門公園の中です。

どうしてこんなところに・・?

それは、この壮大なプロジェクトの背景がありました。

設立したのは、
ポカリスエットやオロナミンCで有名な大塚製薬の
創業者の息子である故・大塚正士氏。

戦後に社長を継いで、大ヒット商品を連発させて
一大グループを築き上げた偉大な経営者です。


時は1980年代。
明石海峡大橋が近い将来かかることになり、
本州とつながることで・・・

徳島県はむしろ、本州に人が流出することが懸念されました。


全国から人を呼べるコンテンツが、
阿波踊りと渦潮くらいしかないためです。

そこで、地元への愛情と感謝を込めて、
大塚氏はこの渦潮が見られるポイントから
徒歩数分の場所に、日本一の美術館を建造する
プロジェクトをぶち上げました。


なんといっても国立公園の敷地内です。
大塚グループは大企業と言っても、いち民間企業ですから、
国から簡単に認可はもらえません。

「許可が下りるまでやるんじゃ」と一歩も引かない大塚氏の熱意により、
とうとう5年もの歳月をかけてようやく建設が認可されます。

高さ制限も設けられために山を掘り下げる難工事になりますが、
短期間で建築が進みます。


ここでドラマは終わりません。

歴史上の名画を、世界中の美術館や著作権者から
複写する許可をもらう必要があるのですが、
大御所の中には困難を極めた人たちも当然います。

ピカソ(作品の著作権者である息子のクロード氏)もその一人です。


クロード氏は、「レプリカはダメ」と頑なでしたが、
交渉担当者がなんども足を運び、
実際にクロード氏を日本に呼んで、
そのタイルへの複写技術を見てもらうことに。

そして、実際にそのできばえを見たクロード氏は
「これで父の作品が未来永劫残る」と感動します。


この美術館の本当の凄さとは、
色彩の精度ももちろんですが、
実寸大で、その絵画を空間ごと再現していることです。

そして、本物の絵のキャンバスと違って、
1000年以上の保存が見込まれることから、

作者とその家族を含む、その作品を愛している全ての人にとって
望まれうる技術なんですね。


世界中の人が実は潜在的に待ち望み、
それを空間として実現した大塚国際美術館、
ぜひ一度、その目で確かめてみませんか?

 

 

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以上、大塚国際美術館の特集でした!

こちらのサイトに格安ツアーがないかも、
チェックしてみてくださいね!

http://www.nta.co.jp/

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