【熊本】新紙幣の顔の出身地!火の国の「小国郷」

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旅行ライターのトラベル太です 。


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阿蘇山のお膝元・肥後国(現在の熊本県)は
肥前国(長崎県・佐賀県)とともに
古代、「火の国」とも呼ばれていました。

現代も九州の真ん中に鎮座する
豪快な火山からあふれる熱量と良質な湧き水で、
温泉の一大地域が作られています。

ところで、2024年から新札に変わりますね。
渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎がそれぞれ
1万円札、5千円札、千円札の顔となります。

唐突にでもこの話題を持ち出したのは、
お札の顔になるほどの偉大な人物のひとりが、
今回ご紹介する温泉の町の出身だからです!

By http://www.adthree.com/exanim/50nen/fac/kitazato.htm


ご存知、北里柴三郎博士。
明治時代に、血清療法(伝染病を治療する方法)を確立するという、
世界的にも非常に重大な業績をなした偉人です。

幕末に現在の熊本県阿蘇郡小国町の庄屋の子として生まれ、
熊本医学校から、東京医学校(現在の東大医学部)へ。
「医者の使命は病気を予防することにある」と一生の仕事を定め、
ドイツ留学時にコッホ(細菌学の世界的権威)のもとで
次々と画期的な発見・功績を残し、世界に知られる存在になりました。

日本に戻ってからも、現在の東京大学医科学研究所、
北里大学、慶應義塾大学医学部、日本医師会、
テルモ(医療機器の国内最大手)の前身を創立しています。

そんな後世に残る偉業を多くなした人物の生まれ育った小国の地は、
山に囲まれた風光明媚・・ではありますが、いわば片田舎。

しかし、この小国、ただの田舎ではありません!
温泉地としてはもちろん、その他にも多くの特筆すべきことがあるんです。

 

<「鯉のぼり祭り」発祥の地の圧巻の貫禄!>

By STA3816 – Own work, CC BY-SA 3.0, Link


小国郷(小国町と南小国町の総称)にある魅力的な温泉街は
記事の後半にピックアップしますが、
その前に、まず、こちらの写真をご覧ください!

小国町の杖立温泉の真ん中を流れる杖立川に、
4月から5月初旬まで3000匹以上の鯉のぼりが舞い踊ります!

下から見上げれば空を舞うように、
橋の上から見下ろせれば川を泳ぐように、
色とりどりの鯉が川を埋め尽くす光景は感動的。

日本全国に「鯉のぼり祭り」は数多くあれど、
ここ杖立温泉こそがその発祥地とされています。
この春の風物詩を見ようと毎年多くの見物客もおしかけるので、
ゴールデンウィークは混雑が避けられないでしょうね。

 

<エコな暮らしの先駆け「SDGs未来都市」>

SDGs?
聞きなれない横文字ですね。
持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)のことで、
国連サミットで定められた、
要は環境問題を解決するための目標(17項目)のことです。

これを受けて日本政府は、地方創生とも絡めて、
そのモデル地域を2018年から選定し、小国町も選ばれました。

わかりやすいところでは、「地熱利用」。
温泉がたくさん出る場所柄、その豊富な地熱を
発電などより広く人々のために役立てる試みをしています。
もちろん、環境に優しい方法ですね。

その他にも、森林資源の利用や、
社会インフラの再構築など組み合わせて、
「SDGs未来都市」として認定されています。

観光ポイントとしては一見ピンとこないかもしれませんが、
環境意識がどんどん高まる昨今、特に若い世代にとっては、
事例研究としての視察旅行として、小国町はすごく魅力的ですね!

 

<名水のそば&澄んだ空気のスローフード>

 
全国的にも人気の温泉、黒川温泉の近くに、
「そば街道」と呼ばれる一帯があります。

きれいな水の湧き出るところで冷涼な山地は
そばの名産地であることが多く、小国もそのひとつ。
30軒以上もの蕎麦屋がそれぞれ個性を打ち出し、
互いにレベルを高めあっています。

また、前述のSDGsからわかるように、
環境意識のもともと高い地域ですので、
農業も自家栽培で滋味深い味の野菜を作り、
それを提供するレストランも数多くあるんです!

おいしい水とおいしい空気が生み出す、おいしい食べ物。
小国には、全部が揃っていますよ。

 

<蒸し湯と歴史の深み。「杖立温泉」>

さて、お待たせしました。
いよいよ、小国郷のメインディッシュ、温泉特集です!

小国町・南小国町の2つの町には数多くの温泉がありますが、
その中でも規模や人気度から3つにまとめます。

最初にご紹介するのは、中でももっとも歴史が深く、
神功皇后や空海とのゆかりもある「杖立温泉」から行きましょう。

のちの応神天皇(八幡さま)を産気づいた神功皇后が、
現れた老人のお告げどおりにこの地にあった霊泉を産湯として使い、
無事に出産を終えました。

その伝説の霊泉こそが、上の写真の「元湯」。
洞窟のような佇まいで、管理人もおらず無人ですので、
シーズン中は24時間無料で入れます。
ただし、湯温がかなり高い上に
周りから丸見えのつくりで開放的なので、
温泉初心者や女性には抵抗があるかもしれませんね。

また、「杖立」の地名は、
旅の途中で立ち寄り温泉の効能に感銘した弘法大師(空海)が、
持っていた竹の杖を立てると節から枝や葉が生えてきた、
という話が由来という説や、
もしくは、温泉で元気になったご老人が杖を忘れて帰るから、
という説もあります。

そして杖立温泉の大きな特徴は、「蒸し湯」があること。
右の写真の「箱むし」では、箱の中に椅子があり、
顔は上から外に出た状態ですので息苦しくはないですよ。
「蒸し湯」のマナーや入り方をよく読んで、
気持ちよく利用しましょう。

また、温泉街の昔ながらの細い路地裏を「背戸屋」といい、
この独特の風情には多くの愛好家が惹きつけられています。

「背戸屋」という独特の街並みや、「元湯」、「蒸し湯」、
さらには「鯉のぼり祭り」という見所たくさんの杖立温泉ですが、
温泉としての王道ともいえる「泉質」も良く、
しかもほとんどの宿がかなりリーズナブルな価格帯なんです!

 

<信じられない光景?「わいた温泉郷」>

涌蓋山(わいたやま)のふもと、
山川温泉、麻生釣温泉、地獄谷温泉、
鈴ヶ谷温泉、丘の湯温泉、はげの湯温泉、
これらすべてを含んだ一帯を「わいた温泉郷」といいます。

この温泉地で印象的なのは、
なんといっても街の光景そのものかもしれません。
街のそこかしこから、轟音をあげて高温の水蒸気が上がっているのです。

「そいうことは温泉地では珍しくないのでは?」
と思われるかもしれませんが、
温泉地で地中から噴射されているガスの多くは
硫化水素(腐った卵の臭い、とも言われる硫黄臭)を含み、
そこは温泉とはなっても、
人がずっと過ごして生活する場としては適しません。

この「わいた温泉郷」で吹き出ているものは
そのような物質は含んでいないので、
そのままそこに町が作ることが可能だったのですね。

吹き上がる水蒸気は、そこに暮らす人々の生活の一部。
この写真のように、無料の「地獄蒸し場」の設備が
街のいたるところにあります。
(そこに猫が寝ていることも。笑)

小国名物「地獄蒸し」とは、
野菜や卵、ときには鶏まる1羽を、
その噴出する蒸気で料理すること。

近くの温泉施設の売店で食材を買えて、
専用のザルや蒸し器を使い、旅人でも楽しめちゃいます。

また、好きな浴槽を選んで料金箱にコインを入れると、
湯船に温泉が注がれる、というシステムの
「コイン式貸切風呂」も好評ですよ。

 

<人気に違わぬ確かな実力!「黒川温泉」>

その秘湯感をかもす情緒と
各宿のおもてなしのレベルの高さに
温泉好きの間で全国的に有名となり、
今や外国人観光客も押し寄せるように。

同じ地域内でも泉質が旅館ごとに様々なので、
ぜひいくつもの温泉をめぐってみましょう。

宿の主人が掘った洞窟風呂、黒川温泉最古といわれる混浴露天風呂、
雑木林に包まれた露天風呂などなど、
自然豊かな空間が自慢の温泉宿がひしめいています。

1300円で3軒の宿の露天風呂が利用できる入湯手形が
温泉街の中央にある観光案内所「風の舎」で入手できますよ。

ビジュアル的なハイライトは冬季の「湯あかり」。
12月下旬から3月末まで(日没から22時頃まで)開催される、
竹細工のイルミネーションイベントです。

日没前から見物を始めれば見ることができる、
街全体が暗くなっていくのと合わせて
ライトアップされてゆく様子が特に感動的です。
観覧する場所としては、田の原川にかかる丸鈴橋がベストですね。

いご坂、地蔵堂、川端通り、そして前述の丸鈴橋など
街や路地の雰囲気も魅力的なので、
木製の入湯手形を首に下げ、川のせせらぎを聴きながら
浴衣のレンタルサービスを利用して下駄の音を響かせる
そぞろ歩きも人気です。

散歩の途中で出会う小さな飲食店では、
塩麹のシュークリーム、
自家製の粒餡とクリーム大福を手焼きの皮で包んだどら焼き、
馬肉メンチカツなど、グルメも充実していますよ。

  

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以上、熊本県小国町の特集でした!

こちらのサイトに格安ツアーがないかも、
チェックしてみてくださいね!

http://www.nta.co.jp/

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