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旅行ライターのトラベル太です。
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日本一の湖、琵琶湖で知られる滋賀県ですが、
実は誰もが知る戦国武将たちが
こぞって拠点を作ろうとする重要な地なのです!
その理由としては、
朝廷のある京都に近いこと、
西国と東国を結ぶ大きな交通路にあたること、
北陸の海からの食料・物資が運ばれる街道があること、
琵琶湖の水運で都への交易の要でもあること、
などなど、あげればキリがありません。
それゆえ近江の国は、
群雄割拠の大名たちが覇権を争う戦国時代、
天下統一に近づいた、あるいは成し遂げた人物たちの
たくさんのエピソードが残っています。
そんな滋賀県にある、
教科書やゲームなどでも絶対聞いたことのある
歴史上の有名人のゆかりの地をご紹介します!
<幻となった”信長の野望”の拠点「安土城」>

言わずと知れた戦国時代の鬼才・織田信長。
数々のピンチを大逆転して、
全国覇者となるまであと一歩に迫った人物ですね。
その信長が、天下統一の拠点として築城し、
当時の最先端技術と西洋文化も取り入れたのが「安土城」です。
世界初の木造高層建築である
奇抜な天守閣は残念ながら焼け落ちていますが、
残っている石垣や発掘された礎石から感じる
圧倒的なスケール感は健在。
城址まではJR安土駅から徒歩25分。
見学料も700円と、お気軽・無料ではないですが、
足を運んで実際に見る価値はありすよ!
ちなみに、お城の天守閣というものは、
戦や政治の場として使うのためのものであり、
普通はその建物で生活したりはしないものです。
しかし、信長はその豪華絢爛な天守閣で寝食をしたそうで、
高層建築物を住居とした日本人は、信長が初と言われています。
(余談ですが、コーヒーを初めて飲んだ日本人も信長だそうです。)
現地でその規模を体感したら、
「安土城郭資料館」「安土城考古博物館」で
さらに詳しく学んでみましょう。
特に、JR安土駅から徒歩すぐ、
入館料200円の「安土城郭資料館」 では、
天守閣の1/20の精巧な復元モデルが見事で、
ゆっくりカフェをするスペースも用意されているので、
コンパクトながら満足できますよ。
<信長に焼き討ちされたのは本当?「比叡山延暦寺」>

京都の鬼門を守る位置に、山全体が境内となっている延暦寺。
平安初期に天台宗の最澄が開き、
真言宗の空海が開いた高野山金剛峰寺と並ぶ
日本の仏教の2大総本山のひとつです。
その権威ゆえ、室町時代には堕落していたらしく・・
1571年に織田信長によって焼き討ちに合うという
悲劇にも見舞われています。
(その際に僧侶だけでなく女、子ども含めて数千人が殺された、
と歴史書には記載があるのですが、
どうやら最近の発掘調査によると
焼き跡は少しだけ、遺骨はまったく出てこない、
ということで、そこまで残虐なものではなかったという説も)
とはいえ、徳川時代には復興し
現在は100以上もの堂宇伽藍がひしめく聖地となり、
世界文化遺産にも登録されています。
東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)の
3つのエリアからなる広大な寺域は、
すべて見て回りたいなら半日はかかります。
比叡山の大津方面の麓の町・坂本から上る日本最長の坂本ケーブル、
京都側から上る高低差日本一の叡山ケーブル、
もしくは有料のドライブウェイで聖域に上りついたら、
800円で1日乗り放題のシャトルバスを利用するなど、
計画的に巡りましょう。
<豊臣秀吉下克上の礎!「長浜・六瓢箪めぐり」>

豊臣秀吉の馬印(合戦時に長柄につけた印)はご存知ですか?
その答えは、瓢箪(ひょうたん)。
数々の戦に勝つたびに1つずつ瓢箪を増やし、
千成瓢箪と呼ばれる、秀吉のトレードマークとなりました。
足軽・百姓の身分から天下人にまで上り詰めた、
世界史上でも稀にみる出世人・秀吉が、
始めて城主となったのが、ここ長浜でした。
町を整備したことで当時の町民に愛され、
今でもこの町の人から尊敬と人気を持っています。
琵琶湖の北東に位置する長浜城は
現在は歴史博物館となっており、
定期的に色々な企画や特別陳列が行われているので、
歴史好きには濃密な時間が過ごせますよ。
また、天守閣最上階のパノラマ展望台は
琵琶湖が一望できる必見の絶景スポットとなっています。
そんな長浜の町には、
「豊國神社」「知善院」「長濱八幡宮」
「舎那院」「総持寺」「神照寺」の
秀吉ゆかりの6つの寺社を巡ることで
六瓢箪(むびょうたん)にかけて無病息災のお守りになる、
という参拝ルートがあります。
各寺院で一つずつ小さな瓢箪が授与され、
それぞれ美しい花や文化財など見どころもあるので、
楽しい街歩きになりますよ!
<豊臣家が庇護したパワースポット「白髭神社」>

水の上に立つ大きな鳥居。
厳島神社にも似ていますが、
2000年以上前に創建されたというので、
こちらの方がはるかに歴史は長いようです。
太閤・秀吉は天下人になったものの、
下克上ゆえに血族が多くはなく、
地盤が安定していない地位を固めるためか、
秀吉は西国の神社仏閣に膨大な額の寄進をしています。
中でも1603年、秀吉が残した遺言に従い、
秀吉の側室で男子を生んだ淀殿が、
その息子・豊臣秀頼の名として社殿を再建したのが白髭神社。
なぜここを選んだのか・・という謎が残りますが、
湖に浮かぶ鳥居の向こうに、
かつて自分の領地だった近江八幡や、
忠義を捧げた主君の織田信長の建てた安土城があります。
そういう秀吉の想いが込められ、
息をのむほど神秘的な光景が後押ししたのかもしれません。
湖中から突然鳥居が現れた、
という説まで流布するほどミステリアスな古社ですが、
湖西にあるので東からの日の出が鳥居に重なる
その神々しい美景が人気となっています。
最寄りのJR近江高島駅から車で5分と、
交通はちょっと不便なところにありますが、
その分人込みは避けられますね。
<秀吉も信玄も勝利祈願!「多賀大社」>

「お伊勢参らばお多賀へまいれ お伊勢お多賀の子でござる」
こんな歌が詠まれるほど、実は社格の高い多賀大社。
伊勢神宮がまつっているのはアマテラスオオミカミ。
多賀大社がまつっているのは、その親のイザナギと、イザナミの夫婦。
上記の歌はこれも意味しています。
かの戦国武将最強の一人・武田信玄も参拝に訪れ、
豊臣秀吉は天下を取った後
母の延命祈願をしそれが成就したので、
お礼として一万石や、社殿の裏にある奥書院庭園、
太鼓橋を寄進しました。
そんな近江国屈指の由緒ある古社は、
現代では無病長寿や縁結びのパワースポットとして
多くの人を集めています。
森のように清浄な空気の中、
厳かな雰囲気を味わってリフレッシュしたら、
境内にある長寿蕎麦のお店や
門前に店を構える多賀大社名物の糸切り餅で
美食も楽しめますよ!
<近江商人発祥の地!豊臣秀次が整えた「近江八幡」>

「売り手よし、買い手よし、世間よし」
近江八幡は、三方よしで有名な近江商人の発祥の地です。
豊臣秀吉の甥(姉の長男)である2代目関白・豊臣秀次が、
羽柴秀次と名乗っていた頃に居城を構えたのが、ここ近江八幡。
琵琶湖と結ばれた水路で物資の水運の重要な拠点となり、
近江商人の活躍の場となったのは、
秀次が町を整備したおかげでしょう。
(ただ、このあまり有名でない秀次。
悲劇的な最期が日本史上の謎でもあります。)
レトロでモダンな洋館も立ち並ぶのは、
英語教師や宣教師として来日し
明治・大正の時代に活躍したアメリカ人建築家
ヴォーリズによるもの。
様々な歴史が折り重なる風情ある街は、
ゆったり散策するには最適ですよ。
<石田三成の生涯を知ろう!「佐和山城」「観音寺」>

豊臣秀吉の忠実な重臣として活躍し、
関ケ原の戦いで家康の前に散った知将・三成。
江戸時代では敵方だったため酷評され続けていたなど
悲運のイメージがある人物ですが、
滋賀県長浜市のなかに「石田町」という住所があり、
そこには「石田会館」「石田三成供養塔」があります。
そう、あの石田三成はこの地で生まれ育ち、
今もなお地元の人々に慕われているんですね!
寺の小坊主をしていた少年時代に、
心配り抜群のお茶の出し方で秀吉に気に入られたという
「三献の茶」のエピソードが、
JR長浜駅からバスで20分の「観音寺」に残っています。
(実は湖北は、「近江・観音の里」と呼ばれるほど
貴重な観音像を数多くの戦乱から守ってきた地域でもあります。)
また、今はわずかに石垣が残るのみですが、
三成が城主となった佐和山城(関ケ原の戦いの後に廃城)は、
30分ほどの登山で琵琶湖を見渡す絶景にたどり着けますよ。
<井伊家の治めた泰平の世「彦根城」>

日本一のゆるきゃら「ひこにゃん」で知られる彦根市。
徳川家康の天下取りを支えた徳川四天王の一人、
井伊直政を初代とする井伊家が治めた、30万石の城下町です。
井伊直政は大河ドラマ『おんな城主 直虎』に登場していますね。
ちなみに幕末では、幕府の大老として開国の交渉をし、
桜田門外の変で暗殺された井伊直弼もここ彦根藩の出身。
国宝となっている彦根城が築城されたのは
関ケ原の戦いの後なので戦国時代もほぼ終わりの頃ですが、
砦としての機能も備えた上に白亜の天守が美しい名城ですよ。
当時の藩主も乗っていたという屋形船を再現した船で、
ガイドさんによる彦根城の歴史の解説が聞ける
「彦根城お堀めぐり」がオススメ。
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以上、滋賀県の戦国武将ゆかりの地8選でした!
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